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勝った韓国・負けた日本

韓国は今日のスペイン戦もPK戦の末勝ち、 とうとう4強に加わってしまいました。同じアジアの国として非常に喜びを感じ応援するとともに、 同じアジアのライバル国として羨ましくまた悔しい気持ちもいっぱいです。

この結果の差の原因を考えてみると、 国民性の違いと、そしてサッカーの歴史の差だと思っています。

私が国民性の違いを見たのは決勝トーナメント1回戦の後です。

日本は試合に負けましたが、多くの人はその後の韓国戦を見たでしょう。そして韓国を応援した人はとても多かったと確信できます。日本で放送を担当したテレビ局(テレビ朝日)も非常に韓国寄りの実況で、 公平性を欠いていたことは少し問題だったかも知れませんが、 同じアジア・同じ開催国同士ですから応援していいと思います。

韓国では、 「一緒に横浜へ行こう」という横断幕を下げて日本を応援していた人も居た一方で、 韓国勝利後のテレビ番組で 「日本に勝利した」という内容が放送されたと聞いたことはとても残念でした。

戦時中に占領されていた憎しみをいろいろなところで見せ、 日本を敵視しているという部分を思い出さずにはいられませんでした。日本人、特にサッカーを熱心に見るような若い人は冷めているので、 戦時中や政治での敵対関係など全く無視して、 日本が負けたら同じアジアの韓国を応援しようという切り替えができてしまいます。

しかし、そのあたりの熱の入り方の違いは結果に影響したとも思っています。

日本は決勝トーナメントに出場できたところで少し満足してしまったのでしょう。 応援のムードからそう感じました。

実績から考えてどうせ優勝などは夢なのだから今後の大会で結果を伸ばしていけばいいと、 心のどこかで考えていたと思います。

そしてこのあたりの冷め方が、 トルコに対し互角に戦いながらも敗れるという結果になったのでしょう。

ただ、トルシエが褒めたように、 日本は、相手を押さえつけたりユニフォームを引っ張ったりというプレイは非常に少なく、 クリーンなのは誇って良いことです(やってるひともいるにはいるが^^;)。結果に加え、過程や内容をも求める日本人らしい部分だと思います。

一方の韓国は、プレイスタイルは少々ラフで、ひじうちなどの疑惑のプレーも少なからずありました。審判が韓国寄りだったのはホームチームであることを考えれば仕方のない部分もありますが、 相手チームにすれば納得のいかないことも多かったようです。

しかし、その分世界に対しても恐れを抱くことなく、 試合内容も超攻撃的で果敢に攻めて攻めて攻めて、 そしてイタリアから勝利をもぎ取りました。

それは韓国にとってはまず日本に対する勝利であり、 そして世界に対する挑戦であったのだと感じました。

韓国はまだまだ勝ち上がる気満点で、 あわよくば優勝も狙っているでしょう。実績や評判よりも、まずがむしゃらに立ち向かうという姿勢が見えます。

こういった日韓の差を誤解を恐れず言ってみれば、 日本は悪い意味で「大人」であり、 韓国は良い意味で「子供」だと思いました。

しかし、直接勝敗を分けたのは、 日本−トルコ戦(NHK)の解説をした岡田武史さんも言っていましたが、 やはりサッカーの歴史の差だと思います。

韓国は何度もW杯本戦に出場しているアジアのトップチームの一つであり、 かたや日本はようやく韓国に追いついて来たところです。決勝を勝ち上がる情熱や期待も違ってくるのは当然かも知れません。

海外でプレーするメンバーも多いし(Jリーグも多いけど)、 特にFWの足技・ゴールに対する意欲はかなり違っていると言えます。

韓国の大活躍で、日韓共催なのに日本の陰は薄くなってきた終盤。いっそ韓国大会にしてしまって、 20年後くらいに日本大会をやってそこで日本が大活躍できれば良いいのになぁと、 叶わぬ夢を考えたりしてしまいます。

ともかく日本代表にとってのW杯は終わりました。今回の活躍で海外に行く選手が増えて、 そして海外リーグをテレビで観戦する楽しみを増やし、 4年後のドイツ大会でもっと面白い試合を見せてくれることを期待してやまない今日この頃です。

余は満足じゃ。ほっほっほ

#おっと、まだ試合は残ってる残ってる・・・。