韓国プサン見聞録(4)
韓国は、街並みも人も日本に似ていて、外国に来たなぁ〜という感慨は思ったよりも少なかったのが、正直な印象です。
しかし、数日滞在してみて、そして今振り返ってみても、そういう似ている所が、海外旅行初心者の私にとってとても馴染みやすかった理由だと確信しています。
費用も手ごろだし(交通費は、往復でも5万円前後でしょう)、そういう馴染みやすさもあるし、それでいて、食べ物や人柄はやはり外国を感じさせるという点で、韓国はおすすめだと思いました。
では、4日目。
【9月29日】サウナに行く&タケオ大暴発
ヤスオは、日本語学院(日本語会話の塾)の先生です。しかし、29日は土曜。仕事はお休みです。
朝も一緒に目覚め、布団などを片付けた後、朝食に、韓国インスタントラーメンをヤスオが作ってくれました。
ノンシム(たしか、農心)という会社の袋ラーメンで、日本の袋ラーメンの多くと違って、かやくも入っています。カップタイプのラーメンは、札幌でも売っていて、結構好きな味で何度か食べたことがあります。
もちろん辛くてスープを飲むと咳が出ます(笑
食事の後、ヘウンデ(海雲台)グランドホテルのサウナ付大浴場に行きました。
というのも、実は2日目のムンさん。私たちとの別れ際に、大浴場のタダ券を2枚・タケオと私の分をくれたのです。
本当は28日に行く予定だったのですが、盛りだくさんの内容だったので予定が伸びた結果、休みのヤスオも加えて3人で行くことにしました。もちろんヤスオ分はお金が要りますが、そこは出し合えば安く済みますよね。
さて、例によってバスに乗り、そしてしばし歩くと、海に臨む道路沿いにひときわ大きなビルがあります。そう、ここがグランドホテルです。
韓国では非常に珍しい、メルセデスやBMWが駐車場に止まっています。
入り口もすべすべきらきらの床や柱で、日本ではお世話になれそうも無い高級感が漂っていました。
ところが、少しあるいて大浴場を探すと、中はうすぐらく、なぜかエスカレーターは止まっていて、いまいち高級ホテルらしくない、節約度です。
ともかく、大浴場に向かいました。
大浴場へ入るとまず、500個ものロッカーがあり、ここへ服や荷物をしまって置くことが出来ます。
空き場所を探してうろうろしていると、全裸で前を隠しもしないおっさんがそこら中を闊歩しています。日本ならば男性でも7割以上は前を軽く隠して歩くような気がするのですが、韓国人はほぼ0%でした。
私もそれほど自信があるわけでも無いので、隠して歩きたかったのですが、ここは韓国。郷に言っては郷に従えということで、なるべく韓国スタイルで歩くようにしました(^^
グランドホテルの大浴場は、まずばかでかいものでした。風呂も、薬湯とか泡の出るやつとか浅いのとか深いのとか、4〜5種類くらいあり、さらにその他にサウナが低温・通常・ミストと3種類はありました。
3人であれこれしゃべりながら、あっちの風呂こっちの風呂と渡り歩いて、ミストサウナでしばらく粘ったりして、何分くらいいたでしょうか、結構長くいました。なんだか修学旅行のようです。
上がって体重測ったりなんだりしている時に気付いたこと。韓国の水のみ場のコップは、紙です。
いや、そうじゃなくて(^^
紙なんです。薄い折りたたんだ紙。日本でよく使う紙コップでなくて、折り紙のコップのようなもので水を飲むのです。
韓国というところは使い捨てが厳しく禁じられているそうで、例えば、割り箸はまずでてきません。おそらくそのあたりが影響しているのではないかと考えます。
さて、久しぶりにひろ〜いお風呂に入った我々は、次なる出会いを求めて移動しました。
#ヤスオの家のお風呂はお世辞にも良い環境とはいえない。だって、排水溝がただの「穴」なんだもん(^^
おっと、その前に買い物。お土産にするキムチと海苔をたくさん買いに、昨日のメガマートに行きました。
キムチ500gパック7個とか、海苔パック20個(!)とかカートにごっそり買ったにもかかわらず、50000ウォンとかで済んでしまいました。日本だと5000円くらい?
正直おみやげというには単価安すぎて申し訳ないです。
さて、この日これから会うのは、ヤスオが韓国で1番の親友といってはばからない韓国人で、イ・ガンスという人です。
ドンネだったか、ヤンジョン(楊亭)だったか、連れて行ってもらった街中の、マクドナルドの前で待ち合わせ。
ガンスとその彼女のホビンがやってきました。
ガンスは背はあまり高くない、我々より少し年上で、髪はゴスペラーズの黒沢薫のような、好青年です。
彼女のホビンは、笑顔の絶えない明るさがあふれんばかりの、少し年下のこれまた好感のもてる女性でした。
合流した我々は、少し早いですが、夕食にしました。
この日のメニューは、ちょっと細かいことは忘れてしまったのですが、焼肉とそうめんのようなものでした。
私が毎日麺類が食いたいと連呼していたので、頼んでくれたのでしょう。
例によってスープを飲むと咳が出ます(いや、私だけなんだけど)。
韓国へ入ってから毎日のように飲んでいるC1という銘柄のソジュ(焼酎)ももちろん出てきました。
食事をしながら、お互いの紹介とか日韓のイメージを話し合ったりとか、ヤスオの韓国での様子とかを話しました。
そのうち、スーミンも合流し、ますます場は盛り上がっていきました。そうして、タケオも盛り上がっていきました。
酒好きで、毎週末は飲みに出かけるタケオです。そして、酔うとけっこう絡む(笑
韓国に入ってからはあまりそこまで飲む機会も無かったのですが、もう4日目にもなってだいぶ慣れてきたし、ヤスオとスーミン、ガンスとホビンといったカップルを2組も前にして、一方彼女のいない我々にしては、絡みどころ十分です。
タケオは、手当たり次第本に載ってる表現をガンスやスーミンにぶつけます。挨拶とか買い物をする時の表現とか、そんなときは私も一緒になってノッてたんですが、
そのうち、エスカレートして、「気分悪い」とか「嫌だ」とか言う表現を相手を差して使い始めてしまいました。
タケオとしては、日本流の「茶化し」のつもりだったのでしょうが、明らかに二人が戸惑いの表情を見せたので、こんなところで国際摩擦を起こすわけにも行かないと思った私は、タケオを止めることになってしまいました。
「否定的なことを言うな!」「韓国では何が失礼か、まだ知らないんだから!」ってな感じ。
でも、振り返ってみると、酒もあまり飲まず(ソジュはちょっと私には強いので)私だけいい子ぶってたなぁって、ちょっと反省しました。タケオごめん。
結構長い間この店にいて、空も暗くなり、外へ出た我々は、バッティングセンターによりました。ちょうど彼氏組みは彼女にいいとこ見せたいし、タケオは草野球に毎週のように行ってる手前、負けられないということで3人張り切っていました。
私はというと、野球は苦手な上、球速が120km/hからだったので、とてもじゃないけど無理。ここは敬遠しました。
ガンスとヤスオは約20球のうちいい当たりが2本くらい、空振りが3分の1くらい、残りがゴロとかでいい勝負。タケオは少しアドバンテージを見せて、半分くらいは前に飛んでました。途中バントをしたりして、待ってる人の苦笑を買ったりしてましたが・・・^^
夜もふけてきて、ホビンは家が遠いからということで、この日はこれで解散。我々もヤスオの家に戻りました。
ヤスオとスーミンは、連日我々に付き合ってくれて二人の時間も無かったので、後から帰るということで、タケオと私だけ先に戻りました。
かさばるお土産をカバンに詰めようと試行錯誤したりしながら、近づいてきた帰国の時間を感じつつ、タケオとしゃべっていると、
夕食どきの暴走を振り返って自分でとても辛かったらしく、詳細は伏せますが、落ち込んでいたのを、はっきり憶えています。
ああ、タケオを追い詰めたのは私だなぁ、と本当に申し訳なく思いました。
少したって疲れたのか、タケオはグーグー寝てしまいました。
私は寝つきが悪いのでしばらく起きていると、ヤスオが帰ってきて、二人で、タケオのことを話しながら、そしていつの間にか眠ってしまったのでした・・・。