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他人(ひと)の気持ちを考えて

大変落ち込みました。そこで勉強した、というか今私を打ちのめしている事実をお話します.近々研究室の先生が結婚するためお祝いの場が設けられるのですが、そのお祝いの場での余興として院生有志でビデオを撮影することにしました。今日はそのビデオ撮影の当日だったのですが、ビデオの内容はおろか、そういうビデオを撮影していることも絶対秘密というのがみんなの約束でした.。

撮影自体はつつがなく楽しく終わり、研究室に戻ってマスターテープをチェックをかねて見ることにしました。DVカメラを3台使って撮影したのですが、休憩場所のような共用スペースでは他の人に見られてしまう危険が大きいし、また私がDV設備を研究で使っていることもあって私の研究机の周りに集まってパソコン上で再生しながら観賞会をしていました。

そこへ、先生が普段と変わらずやってきました。あわててビデオを止め、「集まって何やってるの?」の質問には、私の研究が進んだのをみんなで見ていると誰かが答えました。

私の研究は、ビデオ画像を変形させて面白おかしく観賞する方法を開発することだったので、それを見せようとしました。いつも研究で使っているビデオ素材を再生してごまかそうとしたその時・・・。

あろうことか、秘密のビデオ画像が画面に出てしまったのです!!

あわてて再びビデオを止めて、研究の方の画像を出そうとしましたが、ありません。なんと、いつもの研究素材のビデオが秘密ビデオで上書きされてしまっていたのです。

不幸中の幸いは見えた画像が一瞬だったことと、画面の端っこに出たため先生の注意が行くのが遅れたことでした。そして、先生は「なーんだ」とか言って戻っていきました。

その後、私は大変なミスに情けなくなって周りの人に謝ったり独り言のように泣き言を言ったりしていました。

しかし、本当に私に重くのしかかるのはこの後のことです。

私のミスはみんなの大変な努力を無に帰す恐れもあった非常に重大なことで、きびしく責められてしかるべきものでした。

でも、研究室の仲間や先輩は責めるどころか口々に、「多分きづいてないから大丈夫だよ」とか「端っこだったからあんまり見てなかったよ」とか、私をかばうようなことを言ってくれたのです。

さらに先輩の一人は、「研究の素材は大丈夫なの?」と、私の心配までしてくれました。

私がもし反対の立場だったらと考えると、おそらくこのような行動には出なかったと思います。

私という人間は、いつも人やものの良い点よりも先に悪い点を指摘してしまう性格で、ミスはフォローよりもまず反省を求めてしまいます。

しかし、自分がミスした立場になった場合にフォローしてもらうことは、当然気持ちが楽になるわけで、大変ありがたくそして優しいものです。

最近は自分の性格の悪さを少しずつ気づき始めていて、人に優しくできる人間にならなくてはと思ってはいたのですが、所詮は頭で考えているだけでは実感が足りないのですね。

今回の事件で心に痛みと優しさが染み渡り、これからはもう少し実感を行動に移せるようになればと考えてしまったのでした。

ちなみに、こんなこと書いて先生にばれないのかという心配もありますが、私のページの存在なんぞ知らないと思いますし、「みたぞ」なんて一言も言われたことないので大丈夫でしょう。あと10日だし。

#こうやってミスを増やすんだ、オレは(--