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AptivaにK6-2を入れる 第1話

先日、とうとうというかやっとというか、我が愛機Aptiva B65をアップグレードいたしました。そのとき起こった、世にも恐ろしい話を書きつづりましたので、すこぶる長いですが読んでみてください。

 

このB65というやつは、Classic Pentium 166MHzで、メインメモリ 32MBに、ビデオはATI Rage+(だったかな) VRAM 2MB という前時代的なスペックのものでして、最近流行のMP3にはCPUが非力、拙作ビットマップエディターを使うにはメモリが足りず、ゲームをしたいがビデオが遅遅、という困った君なのでした。

それで、誕生日プレゼントを近年もらってないからくれといって、親にK6-2+ゲタの分のお金をおねだりしてしまい、ついでにメモリも入れたくなったのでその分は借りて買いました。だって、そろそろ買っちまわないと値段は高騰するし、品は薄くなるしで間に合わなくなるでしょ。

それで、下調べの段階では、K6-2は350MHz版が安いのでそれを買って366MHzで動かそうと思い (Aptivaはベースクロック66MHzだから)、メモリは最大積載量の128MBにするにはお金もかかるし今の32MBを取り換えねばならずもったいないので、64MB追加して96MBにする予定だったのです。ゲタは、PowerLeap MMX Plus!がなんか気に入っていたので、それを入手したいと思っていました。

 

8月下旬の某日、北大植物園そばの「DOS/Vパラダイス」にて、K6-2/350MHz (5,980円)、PowerLeap MMX Plus! (8,800円)、ノーブランドEDO SIMM 32MB×2 (6480円×2) を購入してまいりました。K6-2は安かったけど、ゲタとメモリはかなりの高値ですね。これでもメモリは安い方です。

帰って、バイトなど済ませたあと、世界陸上を見ながら早速セッティングに入りました。

まず、メモリはあっさり認識。Windows98も無事起動し、確かに96MBと表示しています。

次に、K6-2です。ゲタの英語の説明書を読んでその通りにやりました。ゲタのクロックと電圧の設定をして、K6-2を載せ、マザーボードに据えるだけです。しかし、ゲタにK6-2を載せようとしたところきつくて全然入らない。あんまり乱暴にしてもピンを折ってしまったら今生の別れになるので丁寧に扱わねばならない。それで、適当にはまったところでマザーボードにセットしました。

そして電源オン!。が、しかし、パソコンが起動しない!おおっと、ゲタへの電源ケーブルを忘れていた。ケーブルをつないで再度電源オン!やっぱり起動しない!

やはりCPUがしっかりゲタにセットされていなかったのです。そこで、電源を切りまたゲタへもう少しきつくはまるようがんばってみました。すると、今度は起動しました。Aptivaではアップグレードすると「未知のプロセッサ」警告がBIOSから出されるのはわかっていたので、それを無視してWindows を起動。デバイスマネージャでも「AuthenticAMD K6 3D」と表示されました。成功です。

 

ふむ。そして、業界定番(だったが最近出番が減ってきた)のベンチマーク 「HDBENCH」にて性能を計測。演算性能は著しく向上し、描画性能も若干アップ。そしてディスク性能が2,3割減りました。むむむ。だけどディスクのもとの性能が計測ミスってた可能性あるのでちょっと信頼できません。プロセッサのクロックを測ったり、サポート命令セットなどを調べてくれるツール 「WCPUID」でも、365.??MHz(小数は忘れた)と表示されています。

しかあぁぁぁし、フロッピーとCD-ROMが読めなくなった!。これは Niftyの過去ログを調べて「INTELSAT」という、PCIチップセットのレジスタを書き換えるというちょっと危ないソフトにて設定すると直るということだったので、そうしたら直りました。さらに K6-2キャッシュコントローラも手に入れて、スタートメニューに登録して、完成です。

 

それで、満足だったのはつかの間。人の欲望というのはなんと限りないものでしょう。さらなるクロックアップ、すなわち400MHzへの冒険を画策しはじめてしまったのです。

私は、ゲタ+CPUをマザーより外し、400MHzへのクロックアップセッティングをはじめました。といっても、CPUをゲタからはずしてジャンパを設定するだけです。ジャンパを×4倍にし (66×4=約400)、またCPUをゲタにセットしました。しかし、やっぱりきつかったので、とりあえず電気的にOKだろうと思う程度まではめて、マザーボードにセットして、どきどきしながら電源オン。

あっさり、400MHzで起動してしまいました。なーんだ、つまんないの、なんてうそうそ。ありがたい。400MHz版を買うとCPUの値段が2倍以上に膨れ上がるのでこれはラッキーでした。まあ、無理させていることは間違いないので、これから不都合あるかも知れませんが、今のところ安定しています。HDBENCHもさらに向上。整数演算性能は Pentium?U400MHzを凌ぎます。浮動小数点演算も Pentium?U266MHzクラスです。これならもともとの Pentium 166MHzから見れば十分満足できる性能のアップといえるでしょう。

 

これで、話が終わればめでたしめでたしなのですが、神はそれを許しませんでした。

私は、上の一連の作業中、数日間パソコンのカバーは開けっ放しにしておいたのですが、セッティングも終わったので、カバーを閉めようとしました。そのときに、よせばいいのに「外れるといけないからCPUをゲタにもっときつくセットしておこう」なんて思ってしまったのです。そして、マザーからゲタ+CPUははずされました。

きつくセットしようと、ゲタ+CPUを両手に持って、ピンの外側の数mmの幅の対角線を指で押したりしました。しかしきつくなる様子無し。そして、同じ辺の2頂点部分の押したそのとき、てこの原理(?)で反対が持ち上がってしまい、ますますゆるまってしまったゲタとCPU は、お互い離ればなれになり、そしてゲタは落下していったのです。2つはファンの電源ケーブルでつながっていたため床まで転落はしなかったのですが、ゲタのピンがパソコン筐体に衝突。切り欠き付近のピン数本があらぬ方向を向いてしまいました。

 

そして、それを直そうと私はマイナスドライバーを持って逆に曲げようとしたのです。ああ、今思い出しても恐ろしい。

みなさんのご想像通り、ドライバーの先端は曲がったピンのうち1本を元に戻す以上の角度へ押し曲げました。そして直径1mmもないであろうピンは何度もの折れ曲がりに耐えきれず折れてしまったのです。あああ。

しかし、ここであきらめてまたゲタを買いに行くほど私は裕福ではありません。さらにそんなことをしていては電子工学科の名が泣くというもの。

私は修復を決意したのです。

 

第2話へ続く...

HDBENCHの結果(抜粋)

★ ★ ★ HDBENCH Ver 2.610 ★ ★ ★

【メモリ追加後】

Processor Pentium 166.1MHz [GenuineIntel family 5 model 2 step C]

解像度 1024x768 65536色(16Bit)
Display ATI mach64 PCI (日本語) (DirectDraw)
Memory 97,348Kbyte
OS Windows 98 4.10 (Build: 1998)
Date 1999/ 8/27 23:47

HDC = 標準 IDE/ESDI ハード ディスク コントローラ
HDC = Intel 82371SB PCI Bus Master IDE Controller
HDC = プライマリ IDE コントローラ (デュアル FIFO)
HDC[?]=セカンダリ IDE コントローラ (デュアル FIFO)

A = GENERIC NEC FLOPPY DISK
C = GENERIC IDE DISK TYPE<7
D = GENERIC IDE DISK TYPE<7
Q = MATSHITA CD-ROM CR-583 Rev BE30

ALL 浮 整 矩 円 Text Scroll DD Read Write Memory Drive
4901 9530 10236 3635 1558 1837 15 1 6216 6186 9441 C:10MB

【K6-2/350MHzに換装後(366MHz動作)】

Processor AMD K6 3D 365.5MHz [AuthenticAMD family 5 model 8 step C]

ALL 浮 整 矩 円 Text Scroll DD Read Write Memory Drive
8559 22874 28293 3638 2175 2158 15 2 4660 4660 14038 C:10MB

【400MHzにクロックアップ後】

Processor AMD K6 3D 399.0MHz [AuthenticAMD family 5 model 8 step C]

ALL 浮 整 矩 円 Text Scroll DD Read Write Memory Drive
9292 24982 30897 3646 2247 2186 15 3 5195 5170 15591 C:10MB